脳の血管がつまるためにおきる病気で、手足の麻痺やしびれ、言葉の障害等のように、おきる場所によりさまざまな症状がでます。症状のないいわゆる「かくれ脳梗塞」が見つかることもあり、軽いうちにみつけて治療することが大切です。
頚動脈などの太い主要血管が動脈硬化によって細くなっていると脳梗塞がおきやすくなります。狭くなった血管をひろげる手術で脳梗塞が予防できることがあります。
また、不整脈があると心臓の中に血のかたまりができ、これが血液とともに脳へ流れ、血管がつまって重い脳梗塞をおこすことがあります。血液をサラサラにするお薬で血のかたまりができないようにして予防します。
血管にできるコブで、これが破れるとくも膜下出血になり、命にかかわります。破れる前に脳動脈瘤を発見してクリップでつまんだり内腔にコイルをつめたりして破れないようにすることにより、くも膜下出血を予防できます。
脳の血管の先天的な病気で、異常な血管のかたまりが脳にできます。
血管の壁が弱いため、出血をおこしやすく、脳出血やくも膜下出血の原因となります。
また、けいれん発作の原因になることもあります。手術で取り除いたり、放射線をあてたりして治療します。
これらは症状がないために軽くみられがちですが、知らないうちに全身の動脈硬化が進んで脳梗塞や心臓病などの病気を引きおこします。
また、血圧が上がりすぎると脳出血をおこしやすくなります。早めにみつけて運動療法・食事療法やお薬で治療することが大切です。
良性のものから悪性のものまでいろいろな種類があります。
腫瘍の種類に応じて早期に治療することが必要か、経過をみてよいのかを判断いたします。